10年ほどたった、ウッドデッキの修理を頼まれました。この工事もお客さんは、よそで「断られたり、ずいぶん、高い金額を見積もられたり」したようです。
デッキの板をはがしてみると、すっかり基礎の部分まで、いたんでいました。
これはもう修理というよりは、ほぼ作り直しです。
夏のあいだ、来る日も来る日も、床板用のヒノキ材に防腐剤を塗り(裏は2度、表側は3度重ね塗り)秋口の少し涼しくなったころから工事にとりかかりました。
キツイ防腐剤にやられて、毎日が頭痛の夏でした。
印象的だったのは、デッキの床板よりもむしろ基礎の部分の木材の腐食がずっとひどく進んでいたことです。
そしてデッキの周り(立ち上がり)をきれいに囲っているデザインのため、そのことが目視できないということです。