パイン材のカントリー家具・・・シューズケース

5-2家具

玄関の寸法に合わせた靴箱の注文をいただきました。

注文主さんはカントリースタイル大好き少女で(二児の母ですけど)、ほっくりとした手作り感がお求めでした。

さて、ちょうどそのころ僕は、あるバイオリン作りの職人さの、こんな言葉を耳にしました。

「バイオリンには、作った人の性格や気持ちが、そのまま音色にあらわれるんですよ。

明るくて陽気な人と、きちょうめんな性格の人とはでは、音色が明らかにちがいます。

作る時に根をつめすぎて のめり込んでしまうと、張りつめた音が出る楽器ができあがります。」

・・・「う~む」と感心するような話ではないですか。

なるほど、僕もついつい 根を詰めすぎてしまうこともあるけど、それでは ホックリした、柔らかいカントリーの家具には、ならないかもなあ…。

そこで僕は、オーバーオールとバンダナの似合う、のんきで善良な山男になりきって製作に向かいました。

作業場には「山男」と張り紙をして、「のんきのんき、陽気陽気」と繰り返し唱えながら制作しました。

ホントのはなし。