アンチーク家具の修理を頼まれることがあります。
とあるアンチークショップのオーナーが、イギリスやフランスの蚤の市で買いつけけたものです。
ひと目ぱっとみて気に入ると、家具 道具として今も使えるかどうかは、二の次で買ってきてしまうので、「なんとかなおる?」と連絡が来るのです。
興味のない人にとっては どう見てもガラクタ という品もあるのだけれど、好きな人にはたまらない。
たとえこわれていても、引き出しが開かなくても、眺めているだけでハッピー。
だけどもちろん修理されて、ちゃんと役に立つようになれば、いうことはないですよね。
アンチークの風合いを損なわないように、修理には わざと錆びた釘を使ったりもします。
中には以前にも 修理された跡が見つかるものもあって、違う国、違う時代の職人さんの仕事を、かいま見ることができます。
勉強になるときあり、笑ってしまうようないい加減な修理の跡ありで、面白いです。