高校生の息子が 家のあちこちを殴って、穴を開けまくってるのを 修理してくれないかと頼まれました。
下見にうかがうと なるほどあっちにこっちに くまなくげんこつの跡。
居間の正面の壁いっぱいのクロゼットの扉(写真)は、全面新しい化粧合板を上から重ねて張りました。
ほかにも各部屋の引き戸や ドアなどに陥没はあって、それらはズボンの膝に当て布をするような具合で、似かよった色の化粧合板を張りつけて おさめました。
施工をしている最中に当の息子くんも家にいて、ひとことふたこと声をかわしましたが、まじめそうな坊主頭の高校生に見えました。
いろいろあるんでしょうね。こうこうせいなんてさ。
🍁さてその後、この息子くんは、家を出て大学に進みました。
いつだったか、このお客さんに 別の仕事を頼まれて、お宅で作業をしていたとき、たまたま彼が帰省中で あいさつをしてくれました。落ち着いた いい大学生さんになっていました。
家じゅうを 殴って回らずにはいられなかった 嵐のような時期は、すっかり過ぎたようでした。
難しいとしごろの息子、娘を持つみなさま、あるいはその当人の少年少女たち。どうぞうまくしのいでいってください。
そしてこわれた部屋の修理は、お気軽に「くらしの工作所」まで。(な~んて。)