6人がけの長方形のコタツを、短くカットしてほしいと頼まれました。
子供たちが、巣立っていったのです。
大きな長方形のままでは、座る場所によっては、ヒーターの真下まで足が届かず 温かくないのです。
このこたつの天板は 内部を丈夫な段ボールで蜂の巣のようにはりめぐらせたタイプの加工材でした。
芯材を加えてつなぎ合わせました。
4人がけになりました。
天板にボコンと残るかんぼつ穴も、カットオフしていらなくなったほうの天板をうまく移殖してなおしました。
「この穴は○○が、あんとき開けたんだよね~。」
おかあさんは、大学に行った息子さんの話をします。
家族が集う場所だったテーブル類は、買いかえるよりも、手入れてそのまま使いたいという人は、割におられるようです。
はなれて暮らすようになった子供たちが、たまに帰省して、ちっちゃなころからゴロゴロしたこたつがそのままあるっていうのは、確かにほっとするでしょうね。