脚の折れた椅子の修理をたのまれました。
最初、椅子の製造専門店に持っていったところ、自社製品ではないのでと、断られたそうです。
でもそれも無理のないことで、工場での通常の製造ラインからはずれた 規格外の手作業というのは、いちいち手間がかかるのです。その時間で、「いつもの決まった作業」をした方が、利益になるのです。
幸か不幸か、くらしの工作所では、いつもの決まった作業というものがありません。いつもその都度、ばらばらの依頼が来ますので。
ご注文主さんから、「ゆっくりで構わないから。」と言っていただけたので、お引き受けしました。