クスノキを使った彫り物の教室に、素材の用意をしています。
木材屋さんに行って、希望にあった木材をえらぶところからはじまり、
指示された寸法どうりにカットしたり けずったり 彫りこんだりしたものを届けます。
その後、彫り上がった作品を組み立てて仕上げたりもします。
品物によっては、0コンマ何ミリの正確さが、要求されます。
作り手さんは、それを手にして、図案を描いたり、彫り進めたりするのですから、
すこしでも雑な仕事や、ミスがあれば、すぐに分かってしまいます。
神経を使いますが、おかげで、こまやかな細工仕事の またとない勉強になりました。
ただ本当にまいったのは、クスノキの粉でした。
電動工具で 木材に溝を掘るような作業をすると、細かい木の粉が、盛大に飛び散るものです。
クスノキには強い防虫効果があることを、ごぞんじの方もおられるでしょう。
つまり防虫剤の噴霧のなかで、作業をするということです。
はじめのうちは、そのことを知らなかったので、まともに吸い込んで、よく頭痛をおこして寝込みました。
「たぶんこまかい仕事で神経を使いすぎたのだろう。」と,かんちがいしてました。ははは。