「家を建てたとき以来、40年ちかく使った げた箱が、さすがに使えなったので」と、ご注文いただきました。
新しいげた箱は、「開き戸にして、傘をしまうスペースがほしい。
そして、天板に手すりをつけてください。」といわれました。
手すりは、おばあさんが、玄関のがまちを上がり下がりするときの支えにするためです。
この家を建てた時には、「お母さん」だった人です。
家とともに齢を取ったと、明るく笑っておられました。
扉の取手も、いくつか用意した中から、おばあさんの握りやすいものを撰んでもらいました。
無垢材へのこだわりとかは、特にないお客さんだったので、価格を抑えるために、化粧合板でこしらえました。
靴を置く棚板も、カットしただけのベニヤ板です。「見えないところは、別にいい。」のです。
傘をひっかける収納方法(写真)については、ほめていただきました。
今回のように、作りようによっては、市販の既製品より むしろ安くできることもあります。
もちろんサイズは、スペースを十分活用できるぴったりサイズです。