これは、「レーシングポニー」と言って、革を手縫いするときに、素材をはさんで固定する道具です。
レーシングカーの「レース(競争)」では、なく、編み物の「レース」です。
「ポニー」というのは仔馬、ポニーテールの「ポニー」です。
長い台木の上に座って、自分の体重で、この道具を固定して 作業をするようすを、
仔馬に乗っている姿にかさねて、ヨーロッパの人たち(たぶん)が、こういう名前で呼んだのですね。
おもしろいですね。
僕も、少しだけ革細工をします。
これは、ありあわせの木で、自分用に作った、レーシングポニーです。
(ちなみに写真は、スツールの座面を、縫っているところ。)
一般に販売されている 趣味のための道具って、品質や値段に、ばらつきがありますね。
初心者用の、身もふたもない安物でもなく、プロ用のたいそうな、高級品でもない、
自分にちょうどいい道具を、お探しの方、「くらしの工作所」に、いちど相談してみてください。
力になれるかもしれません。