パイン椅子修理

  

背板がぐらぐらの、パイン椅子の修理をたのまれました。

こういうタイプのネジもボルトも使わないで、ただはめ込んで接着しているものは、なかなか修理も難しいのです。

ひとが座ってずっと力が加わり続けていたので、はめ込み部分の木に、もはや締めつける強度がなくなっていることがあります。

そうゆう時には、なおしてみても、あまり長持ちしないで、またぐらつきが始まります。

ですからぼくとしては、お金をもらう前に、ちゃんとなおっているか、確認したいんですよね。

このお客さんは、聞くと、ご近所の方だったので、「ともかく、12か月使ってみて、うまくなおっていたら集金に行きます。」と、いって 修理した椅子をお渡ししました。

そしてどうやら、無事使用できているみたいで、お金をいただきました。

さて、写真のイスは、その後にたのまれた、2台目です。

この文章を書いている今は、やはり「うまくなおっていたら・・・」の試用期間です。

お客さんも、「いつもそれじゃあわるいから、なおっていなくてもお金払います。」とおっしゃるので、あいだをとって、「なおっていなかったら、半額払ってもらって、お互い痛み分けにしましょう。」と約束しています。

うまくなおっていればい~んですけどね。